世界各地で商品開発
日々の研究が
自分の成長に。
私がこれまで開発を手がけたのは、たとえば大手食品メーカー様の商品のベースになるような調味料や、中国国内の日系、中華系、その他外資系メーカー様で使用されるスープの素など。さまざまな商品の開発に携わっています。入社して最初は研究開発部で粉末飲料の開発、次に調味料の開発を担当しました。お客様からの要望を形にした給茶機用のインスタントティーや野菜の色を綺麗に残した調味料の開発など、日本での経験や知識がその後各国で商品開発を行う時の大事な土台となりました。
⼊社5年⽬にタイ⽇研フード(海外⼦会社)へ出向することとなり、現地でタイ市場向けの商品開発を担当することに。わからないことだらけだったので、まずはタイの⼈の味覚を知るためにスーパーを回って現地の食品を買い込み、研究を重ねる⽇々を送っていましたね。半年後には日本に帰国する予定でしたが、今度は中国‧上海の⼦会社に駐在しないかという話をいただき、その年に中国に⾏くことになりました。海外で仕事をすることが楽しくなってきたし、世界各地で商品開発ができるなんて、何よりも⾃分の成⻑になると思ったんです。
中国に来て私が最初に取り組んだのは、何をおいても中国語の勉強です。⽇本⼈同⼠なら⾔葉も通じるし、すべて指⽰しなくても⾏間を読んで察してくれますが、海外でその“常識”が通⽤しないことは、タイで痛感していました。ですから最初の半年間は現地の語学学校に通い、徹底的に中国語を学び、⾔葉の壁を乗り越えたんです。中国語でコミュニケーションがとれるようになると、中国の⼈はとても親切で、困っている時も助けてくれてありがたかったです。