生産時の天候や湿度
粉末の状態を見ながら
機械の設定を微調整。
大学ではサッカー部に所属。卒業後はサッカーの指導者として働いていましたが、将来を考えた末、地元のメーカーに就職。結婚し、家族のためにもっと生活を安定させようと思い、より良い待遇を求めて日研フードに転職しました。
入社後は部署異動もなく継続して生産部のスプレー課で仕事をしています。この部署では、スプレードライヤーという機械を使ってさまざまな種類の粉末調味料を生産しています。機械を使って生産、というと簡単そうに聞こえるかもしれませんが、1つ数十キロもある原料を大量にタンクに投入する作業は体力勝負。そして、原料を投入した後も機械のボタンを押せば終わりというわけではありません。同じ種類の原料を使用しても、その日の天候や湿度、粉末の状態などをよく確認して、一定の品質を保てるように機械の設定等を微調整しなくてはなりません。最初のうちは失敗してラインを詰まらせ、よく先輩から指導を受けました。
生産部は、完璧な商品を作って当たり前。面と向かって私たちの仕事が評価されることはなかなかありませんが、問題なく生産ができて無事に商品が出荷されるのを見るとやりがいを感じます。また、スプレー課で生産している調味料は、例えば誰もが知っているロングセラー商品のスープなどに多く使われています。スーパーに行った時などにそういった商品を見かけると、思わず家族に自慢したくなるくらい、誇らしく感じる瞬間です。