大切なのは、
日本のやり方を
おしつけないこと。
タイ日研フードは、ハラル認証を取得した工場を持つ、世界20数か国に販売を行う拠点。私はここでダイレクターとして、現地従業員の育成や国内外の営業、生産管理、品質管理、経理など、会社業務全般に携わっています。日本でいえばマネージャーです。しかし日本と違うのは、従業員がほぼタイの人だということ。だからコミュニケーションは日本の何倍も気を使います。
まず「日研フードのやり方はこうだから、こうすべき」などと押し付けは NG。それよりも、私たちが大切にしている 「自分が安心して食べられ、自分の子供に安心して食べさせられる日研商品をお客様に提供する」という考え方をしっかり伝え、それを実現するまでのプロセスは従業員一人ひとりのやり方を尊重する。ただし、最終確認は私が責任を持って行うというスタイルを心がけています。その一方で、自分からタイの言語や文化、人々の考え方を謙虚に学び、理解しようとするという姿勢も大切にしています。
タイに来てから、自分は多くの人に助けられていることを痛感しています。私がこうして仕事ができているのは前任の先輩たちが築いてきたベースがあるおかげですし、たとえば、何か問題が起きた時でも、タイ日研フードの関連各部署など、多くのタイ人スタッフがいるから仕事が出来ているということに感謝しています。