突然の異動!
必死の勉強が
信頼に結びつく。
⼊社当時は開発の仕事をしたいと思っていたので、2年⽬に⼤阪営業所への異動を伝えられた際は本当に驚きました。もともと⼈と話すのは苦⼿で、正直辞令を受けるべきか迷いもあったんです。でも、家族から「来てほしいという部署があるなら、⾏ってみれば?」と⾔われ、それもそうかと思い直しました。
営業はお客様に⽇研フードの商品を紹介‧提案するのが仕事ですが、着任当初は商品知識が乏しく⾃分の仕事に⾃信が持てなくて。先輩と⽇研フードの商品を毎⽇試飲したり、お客様の商品を購⼊して味を確かめたりしながら必死で勉強していました。その甲斐あってか、お客様から徐々に信頼していただけるようになったように思います。
嬉しかったのは営業を始めて2年⽬の出来事。大手加工食品メーカー様が定番商品をリニューアルするとのことで、仲良くなった担当者さんから「このテーマに合う調味料を提案してください」と依頼されたんです。すぐにサンプルをお持ちし、採⽤していただきました。その後、そのメーカーとの取引額が従来の5倍に拡⼤したことは、今も強烈に印象に残っています。同時に、私が新しい調味料をお客様に提案することで、新商品の開発をお⼿伝いできているとしたら、ある意味で開発に近い仕事をできているという⼿ごたえも感じ始めていました。
とはいえ、お客様は何で困っているかどうしたらお役に立てるのか、試⾏錯誤の⽇々でしたね。⼤阪では9年間天然調味料の営業の仕事をしましたが、商談の際、どうやって話を組み立てていくか、いつも考えこんでいました。